借金返済がある場合にやるべき事

財布

借金というのは、自分でも気付かないうちに転げ落ちる雪だるまのようにどんどん大きくなり、その借金の返済が困難になることがあります。

もしかしたら、皆さんの中には「自分の借金を完済するなど夢のまた夢だ」なんて考えている人がいるかもしれません。 ここでは、どのようにして借金を返済していくことができるのか、基本的なことを考えてみましょう。 まずその第一歩となるのが、現状を冷静にしっかりと認識するということです。

そうすると自分の借金返済状況がどれだけまずいものなのか改めて確認することができ、何とか収支のバランスを取ろうとすることでしょう。 この収支のバランスというのはとても重要なものです。 これがプラス、もしくは最低イーブンでないと借金というのは完済はおろかどんどん増えていってしまうのです。

家計の支出バランスを確認

では、借金返済を考慮し収支のバランスを取るために、具体的にどんなことをすることができるのでしょうか。 それはずばり家計のチェックというものです。 つまり、支出をしっかりと見直すことで、借金返済の状況を少しずつですが改善することができるかもしれないのです。

例えば自家用車を持っているとしましょう。 借金返済をしているのに本当に皆さんの生活に、その車というのは必要でしょうか。 もし利用の頻度が非常に低く、かつ愛着もそこまでないのであれば、車を売却して現金を手に入れ、借金返済に充てることができるかもしれません。

その時には維持費を削減することができますので、支出のバランスをかなり改善することができます。 もし車が生活に必要ということであれば、もう少し維持費のかからない車に変えることもできますよね。

ポイントとなるのは自分の生活の無駄を見つけて、借金返済のためにできるだけ支出を削っていくということなのです。 いつもは外食しているけれど、今週から自炊してみようかなというスタートでもいいでしょう。 もちろん借金返済の為には、一時的に収入を増やすということも大切です。

もちろんこれには個人差があります。 フルタイムでほとんどの時間を会社で過ごしている人もいますし、中には派遣社員で他にも仕事を掛け持ちできる場合もあるからです。 仕事を掛け持つ場合には、借金返済の為と言えやはりそれだけ身体的にも精神的にも負担がかかりますので、長期間それを続けることはできないでしょう。

借金の元金をできるだけ減らすために色々と努力してみる必要があります。 借金返済に関して非常に基本的なことになってしまいましたが、それさえできていない人がこの世の中にはたくさんいるのです。 効率的な借金返済のために、ぜひ自分にも当てはめて考えてみましょう。

特に独身男性で外食ばかりしている様な人は、借金返済のお金を生み出すために、自炊に挑戦をしてみましょう。 昔だと、「男が台所に立つなんて」という風潮がありましたが、今は料理ができる男の方が断然カッコいいのです。 食材を自分で購入する様になるとどのお店で買うのがお得なのかも徐々にわかってきます。 そうすれば、自炊をすることで外食よりずっと安い食費に抑えることができます。 浮かしたお金で借金の繰り上げ返済を行えば、早期に借金を完済することができます。 借金返済が終わった後も、自炊する習慣を続ければ、将来に備えての結婚資金も貯まりやすくなります。 結婚式はお金が掛かるので、中には借金をして式を挙げて、新婚でありながらその借金返済をする人もいますが、その様な状況になる事を避けることができます。

借金癖のある叔父、周りは大変

私の叔父が借金をするようになったのは、バブル崩壊の頃です。 叔父の勤める建築会社が、子会社を作ってそこの「雇われ社長」となったのです。 社長になっても子会社ですから、最初は親会社から仕事が回ってきました。

ところが、バブルの崩壊が起こりました。 建築業はとても厳しい状態になったのです。 もちろん、この時点で会社をクローズすれば問題なかったのでしょうが、それにもお金がかかります。

社長になることで叔父は出資もしていたので、簡単に辞めることではなく、自分達で独立する道を選んだようです。 でも、時期的に独立は無謀だったのでしょう。 借金ができてしまい、結局、叔父の実家が土地持ちだったので、土地を売って会社は精算しました。

これで、叔父が普通の会社に勤めてくれれば問題なかったのですが、一度社長になった叔父が会社員に戻るのはできなかったのか、これからが起業→借金→実家や親戚が返済・・となってしまいました。 この間、叔父の家族は借金返済とは無関係の状態でした。

子供達は大学院まで行って、銀行員や公務員になっても借金返済にはノータッチでした。 実家の両親(私の祖父母)が亡くなり、遺産相続の時に叔父は兄弟から遺産放棄させられました。

遺産相続の対象となった土地を売却して、兄弟が叔父に貸した借金は相殺されました。 兄弟にした借金はそれだけでは足りませんでしたが、皆兄弟なので借用書も取っていなかったので、返済不足でも仕方なかったようです。

やはり、この借金返済の件が原因で叔父の家族と他の兄弟とは疎遠になり、葬祭だけの付き合い(冠婚には呼ばれません)となりました。 [追記]