借金まみれになるのは心の病が原因かも

今やこの日本でも多額債務や多重債務という借金返済が深刻な社会問題の一つになっています。
つまりそれは、単純なお金の問題だけではないのです。 きっと借金を繰り返す人の言い訳というのは「お金を持っていないから借りる」というものでしょう。 ここだけを聞いてみると、確かに何の違和感もない意見ですね。 しかしよく考えてみましょう。
もしお金が無いのであれば使わないというのが、ごく自然な姿ではないでしょうか。 つまり自分のお給料では買うことができないサービスや商品は最初から諦めるのが、本当の意味で普通な考え方であるといえるでしょう。
さらにそれを何度も繰り返し、結果的に他人からお金を借りることで借金の返済を行うというのは、もはや心の病でもあると言ってよいのかもしれません。 借金はよくギャンブルと似ていると言われることがあります。 つまり、自分の限界以上にお金を使うことで、日常のなかでは満たされない心理的な部分をごまかしているのです。 ですから借金癖を治すにはまず、その心の状態を改善するようにしなくてはいけません。
非常に幸いなことに、ここ数年で日本の心の病気に対する理解度というものも非常に進んできました。 病院に行けば簡単に心療内科やメンタルセラピーを受けることができます。 このように専門家の力を借りて適切な治療をすれば、借金癖はしっかりと治すことができる部分であることを覚えておきましょう。
病院でメンタル面の治療を
浪費癖や借金癖といのは風邪のような病気の一つであると思ってください。 ですからどんなに「根性」で治そうと思っても、それは無理なのです。
また、そのような専門家のサポートを受けるにしても、最後に重要になるのは自分の考えや意志であるということも忘れないでください。 あまりにも医師などに頼りすぎるのではなく、自分が回復するための、あくまでもフォロー役であることを忘れないでください。
一度この分野に関して少しでも立ち直ることができたのであれば、後は現実的な借金返済のためのプロセスを取ることができます。 それは借金整理で力を貸してくれる司法書士などを利用することです。
借金返済の状況が分からないようなギリギリの状態でも即座に借金内容の詳細を調べてくれ、現状の確認をしてくれるわけです。 このような借金整理というのは、どんな代理人を立てるかによって大きく変わってきますので、ぜひ皆さんも今後の参考にしてみるのはいかがでしょうか。
クレジットカードのリボ払いはなかなか借金が減らない
借金経験があり、沢山大変な思いをしました。
父がギャンブル依存症で元々貧乏な家庭で育ちまして、高校を卒業した後はすぐに就職をして働きだしました。 実家にもお金を入れて自分のお小遣いは贅沢するほどはありませんでした。
年頃になり服や小物や美容にお金をかけたいと思っても、残った給料だけでは足りずにクレジットカードで支払いをして凌いでいきました。
ローンを組むのは利息がかかり無駄金がかかるし抵抗がありましたが、一括払いでもキツくなってきたので段々とリボ払いにするようになりました。
気がつけば30万円分くらいクレジットカードで利用していたので、流石にこれはいけないと思い使用を控えました。 ですが、利息もかかっていたのか思うように支払いは減りませんでした。
遊興費のために消費者金融でキャッシングをした
お金がなくてクレジットカードの借金でムシャクシャしていた時に、父に昔連れられたパチンコ屋に行き一度大勝ちをしました。
いい思いをしたことをきっかけとして、パチンコをズルズルとするようになりました。 ですが、負けて熱が入ってしまい消費者金融でキャッシングをしてまでギャンブル狂いになってしまいました。
借金は総額70万円ほどになり、反省してお金をコツコツと返済していくように決めました。 ですが、少ない給料では厳しく前々から転職を希望していたので数年勤めた会社を辞めて一旦フリーターになり、時給の高いパチンコ屋や深夜時給で働けるコンビニなどで死に物狂いで働きました。
その時は月20万円以上稼げたので自分のお小遣いも増えてどんどんと借金返済に回すことができました。 1年半ほどでクレジットカードの借金も消費者金融から借りたお金も完済できてホッとしました。
借金とは後々から沢山のツケがつくのですごくしんどいですしギャンブルにも手を出したくないと思いました。